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「GQ JAPAN」(2014年8月号)で、チームラボ猪子の連載。

文化は連続している、歌舞伎の「見得」、仮面ライダーの「変身」、メイドの「萌え」、アイドルの「振り付け」

(中略)他にも、例えば、超自然的な別の存在になるために発明された能面があったからこそ、人間を超越した、まるで超自然的な存在である仮面ライダーの創造につながったのではないかと思うし、2次元のキャラという超自然的な存在に憑依するためとも、単に2次元のキャラに近づこうとしているとも言えるコスプレ文化と連続しているかのように思えるのです。そして、2000年代前半にヤマンバやマンバまでいきついた完全に理解不能なギャルの化粧も、人形浄瑠璃の人形に近づこうとして発明された歌舞伎の隈取(紅と墨を用いた派手な化粧)を見れば、なんとなく理解できなくもないのです。
結局、クリエイティビティというものは、自分達が認識している以上に、個人などをはるかに超越して、文化の上に成り立っていると思うのです。文化というもの自身が、長い歴史の中で、非言語的に、そして、無自覚に連続しながら、新たな文化を生んでいるのです。
そして、文化を継続するということは、文化のアウトプットそのものを保全することではなく、大胆な言い方をするならば、無自覚に、そして自由に、時代に合わせて熱狂するような新しい文化を生むことなのだと思うのです。なぜなら、多くの熱狂する文化は、実は、自分達の生まれ育った文化の本質的な部分を受け継いでいるからです。時代を熱狂させる新たな文化こそが、次世代の人々に、文化の本質を継承させていく契機となっているのです。そして、文化の連続性こそが社会にクリエイティビティを生んでいくのです。歴史と伝統を、そして文化を愛せば愛すほど、新たに生まれるすべての文化を肯定し、自由に新たな文化を創造しよう、そんな風にまで思うのです。
(本文より抜粋)


GQ JAPAN

 

GQ JAPAN(2014年8月号/コンデナストジャパン)
2014年6月24日(火)

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