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「東京IT新聞」に、チームラボ猪子

チームラボ株式会社 猪子寿之さんに聞く
歴史や文化を探求し未来の価値創造


滅んできた文化・文明を突き詰めるレコメンデーション

 しかし、猪子さんは「そのために新しいものを作ることが法的に禁止されてしまったりするとそれはやりすぎ。また、それらが素晴らしいと主張しすぎることで、産業に結びつくという風に勘違いしてはいけないよね」と、但し書きを加えることを忘れない。
 さらに、「ITっぽく言うとだよ」と補足をしてくれた。
 「歴史というのは、未来に対して統計確率的に予測するログとして捉えることができる」。
 これはつまり、Amazonなどで見られるレコメンデーションエンジンのシステムに寄る。
 「こちらの本はどうですか」といったレコメンドは、1~2週間程度のログ(歴史)から最適と思われるものが判断、選択されることで、消費者の購買思考(未来)が予測される。
 それと同じように、「もっと長い歴史のログを検証することで、未来をちょっとマシにすることができるかもしれない」。
 文明が滅ぶか滅ばないかといった大枠での統計を処理するような場合、サンプルの少なさゆえ、非常に長い歴史が必要となってくるが、それによって文明の滅び方に共通性があることなどがわかれば、未来に向けてどう振る舞っていけばいいかも見えてくる。

歴史はログの積み重ね、歴史は付加価値

 「税率をあげたり、金融緩和政策を打ち出したりといった細かい問題ばかりみんな気にしているけど、もしかすると本当は、もっと根本的な振る舞いに原因があるのかもしれない。だから、人類はもっと数千年単位で世界の歴史を紐解かなきゃいけないと思う」。
 歴史というものは、その時代時代の人々の、ほかから見れば非合理的な思いやこだわりによってログがとられ、積み重なってきたものの総称だということ。だから、私達が今、その時々の思いを“保存する”ことにも意味がある。さらに“知る・探る”作業を経ることで、いずれ未来を“救う”かもしれない。
 「歴史は付加価値の塊」だと猪子さんは言う。
 人類全体が歴史のアーカイブをとる時、チームラボは先陣を切って、未来に向かい新しい価値の提案をおこなっているはずだ。
(本文より抜粋)

東京IT新聞(株式会社インプレスビジネスメディア)
2014年3月11日(火)

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