新しいものは都市と集団から生まれる
「猪子 文化って個人から出てくる物ではなくて都市とか集団から生まれてるよね。それって新しい表現や概念を持ってたりするから結果的にオリジナリティを持ってるわけじゃないですか。ルーズソックスって誰が発明したんだっていう話と似てて、すごくオリジナリティがあると思うんだよね。だから都市や地域、集団が生んでる物のような作り方がしたいと思ってる。
藤村 新しい技術やインフラを前に、まずは文化を作りたいという思いがあるんですか。
猪子 文化の生成プロセスみたいな物は分からないけど、もし見つけて「作る」っていう行為に応用できたらすごいことだと思う。東京からルーズソックスが生まれたり、秋葉原にメイド喫茶がいっぱいあるということは、初めはクオリティーが低いけど最終的に万人に受けるアウトプットが出てくるわけじゃないですか。そこに興味があります。
藤村 そうするとチームラボの役割はネットから生まれた文化を洗練させていくというイメージですか。
猪子 いや、やっぱりチームラボから生みたいよね。面白いじゃないですか、文化って。もしできたら東京からバンバン新しい物が生まれてた時みたいにチームラボもそうなったらいいなと思って。新しい物は東京っぽいじゃないですか。その東京っぽさがチームラボっぽいと思った。」
(本文より抜粋)
リアル・アノニマスデザイン(学芸出版社)
2013年6月1日(土)
media
2013.06.01
「リアル・アノニマスデザイン」に、チームラボ猪子のインタビュー