EVENT

2018.10.22

東京・お台場「チームラボ ボーダレス」、 クリスマスや冬の季節だけ見られる作品群を展示。 新たに、凍結玉緑茶(玉緑茶のアイスクリーム)を使った作品もティーハウスに登場。

NOW OPEN

Jun 21, 2018 -

東京、お台場


(画像をクリックすると動画がご覧いただけます)


 2018年6月にお台場にオープンした、「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」(以下、エプソン チームラボ ボーダレス)。境界なくつながっていく作品群は一年を通して移ろい、12月からはクリスマスや、冬の季節とともに変化した作品を体験することができます。

 オープンから3ヶ月弱で、来場者数50万人を突破したエプソン チームラボ ボーダレス。12月からは、作品「花の精霊」、「積層された空間に咲く花々」は冬の花々へと変化し、「地形の記憶」には雪、椿、梅など、冬の景色が広がります。

 また、12月はクリスマス期間限定で、「呼応するランプの森」では、真赤な炎の光の色彩を表現した「Flame」と氷の洞窟の光の色彩を表現した「氷洞(アイスケイブ)」が新たに登場します。

 運動の森のエリアには、みんなが描いた絵によってクリスマスの街ができていく「お絵かきクリスマス」が登場します。紙にクレヨンで描いたサンタクロースは、命が吹き込まれ、ソリに乗ってやってきます。

 さらに、12月1日(土)より『EN TEA HOUSE 幻花亭』では、『Digitized Gastronomy』プロジェクトの一環として、凍結玉緑茶(玉緑茶のアイスクリーム)から茶の木が生え茂っていく作品が新たに加わります。『Digitized Gastronomy』は、料理や食文化が持つ文化的背景を考察し、それらを再解釈しデジタルアートによって拡張する実践的な研究と実験を行うプロジェクトです。

 本作品の凍結玉緑茶(玉緑茶のアイスクリーム)は、フランス発祥のレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」の2018年度版「期待の若手シェフ賞」に選出される注目の若手シェフの田村浩二氏が監修。お茶の旨味を最大限に引き出した、蒸し製玉緑茶製法の玉緑茶からつくられた、濃厚なアイスクリームです。着色料や香料を一切加えず、佐賀・嬉野の茶葉ブランド「EN TEA」の茶葉を練り込んで作られているため、茶の旨みが舌の上で溶けだし、茶本来の芳醇な香りが口全体にたちのぼります。

 冬休み期間中の12月14日(金)から31日(月)までは、好評につき、毎日10:00~22:00まで開館時間を延長。

【冬の季節とともに変化する作品】

花の精霊 / Spirits of the Flowers
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation

作品: https://borderless.teamlab.art/jp/ew/spirits-flowers/
映像: https://youtu.be/8x0Y1-m6xo0
※参考画像(10月の花)

一年間を通して、刻々と咲いていく花々が移り変わっていく。

花々は、生まれ、成長し、つぼみをつけ、花を咲かせ、やがて散り、枯れて、死んでいく。つまり、花は、誕生と死滅を永遠に繰り返し続ける。

人々が花にふれると、ゆれ、散っていく。

そして、他の作品に影響を与えたり、他の作品の影響で散ったりもする。例えば、「Walk, Walk, Walk」の肖像群が歩いて来るといつもより咲きやすく、また、花々が咲いた場所は、他の作品世界を覆い隠したりする。

作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として、以前の状態が複製されることなく、変容し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

地形の記憶 / Memory of Topography
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi

作品: https://www.teamlab.art/jp/ew/topography/
映像: https://youtu.be/amoVtszklHU
※参考画像(秋の季節)

分け入ることのできる高低差のある空間で、悠久な里山の景色を描いている。

現実の時間の流れと共に、作品世界は移ろっていく。春まだ小さく青々しい稲は、夏頃には大きく成長し、秋頃には黄金色になるだろう。そして、現実の時間の流れとともに、昆虫や花々なども変わっていく。昆虫は人々の振舞いの影響を受けて動く。そして、人々が動き回ることで空気の流れが変わり、空気の流れによって稲や散る花びらの動きが変わる。

この作品は、1年を通して刻々と変わっていくが、毎年、ほとんど変わらず、悠久に続いていく。しかし、自然の景色が、同じようで、2度と同じではないように、作品の次の年の同じ時は、全く変わらない景色のようで、厳密には同じ絵ではない。つまり、今この瞬間は、二度と見ることができない。ほとんど変わらないが同じではない風景が、毎年、悠久に続いていく。

作品とそれを媒介するキャンバスが分離され、キャンバスが変容的なものになったことと、連続した動的なふるまいによる視覚的錯覚によって、身体ごと作品に没入し、人々は身体と世界との境界をも失っていくだろう。そして、一つの共通の世界が自分や他者の存在で変化していくことで、自分と他者が同じ世界に溶け込んでいく。

お絵かきクリスマス / Sketch Christmas
teamLab, 2014-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi, teamLab

作品: https://www.teamlab.art/jp/w/sketch-christmas
映像: https://youtu.be/BoDmfwSru8w

この街(タウン)は、みんなの描いた絵でできていくクリスマスの世界です。

紙に自由にサンタクロースの街をつくるもの(サンタクロース、家、車など)の絵を描きます。すると、描いた絵に命が吹き込まれ、目の前の巨大な雪の降る街で動き出します。サンタクロースはソリに乗ってやってきたりもします。

みんなが描いた絵によってクリスマスの街ができていき、みんながどんな絵を描くかによって、街が変化していきます。

街には触ることができ、たとえば車に触ると、車のスピードが変化します。また、サンタクロースに触ると、サンタクロースがプレゼントを配ってくれたりします。

呼応するランプの森 - ワンストローク、氷洞(アイスケイブ) / Forest of Resonating Lamps - One Stroke, Ice Cave

teamLab, 2018, Interactive Installation, Murano Glass, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

作品: https://borderless.teamlab.art/jp/ew/forest_of_resonating_lamps_icecave
映像: https://youtu.be/aCDdnZXkfaI
※参考映像(呼応するランプの森 - ワンストローク、山の紅葉 / 11月30日まで)

呼応するランプの森 - ワンストローク、Flame / Forest of Resonating Lamps - One Stroke, Flame
teamLab, 2016, Interactive Installation, Murano Glass, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

作品: https://borderless.teamlab.art/jp/ew/forest_of_resonating_lamps_flame

人がランプの近くで立ち止まり、しばらくじっとしていると、最も近いランプが強く輝き音色を響かせる。そしてそのランプの光は、最も近い二つのランプに伝播する。伝播したランプの光は、それぞれ同じように強く輝き音色を響かせながら、最も近いランプに伝播し、同じように連続していく。伝播していく光は、必ず、全てのランプを一度だけ強く輝かせ、必ずはじめのランプに戻ってくる。つまり、人に呼応したランプの光は、二つに分かれ、それぞれ全てのランプを1度だけ通る一本の光のラインとなり、最後に、起点となった最初のランプで出会う。

伝播していく光が、他の人が起点となった光と出会い通り抜ける時、光が出会った場所のランプは、それぞれの光が合わさって輝き、そこに長く残っていく。人々はきっと、同じ空間にいる他の人々の存在を感じるだろう。

一見バラバラに配置されたランプは、それぞれのランプから3次元上で最も距離が近いランプに線を引いたときに、(始点と終点が同じの)一筆書きできる一本のつながった線(unicursal)になるように配置されている。ランプがこのように配置されることによって、人に呼応したランプの光は、最も近いランプに伝播しているだけにも関わらず、一筆書きのように全てのランプを必ず通り、そして必ず一度だけしか通らず、最後に、起点となった最初のランプに戻ってくる。

ランプの配置に関しては、以下のような制約を満たす空間上のランプの配置を数学的に求め、ランプの高さ方向の分布のばらつきと、3次元的な経路(光の軌跡)のなめらかさを定量化し、多数の解に対して評価を行った。

ランプの平面配置は、ランプを吊るために、均一な千鳥配置であり整然としたグリッドになっている。これが1つ目の制約となる。2つ目の制約として床と天井の高さ、人が通ることができる通路の高さと幅という物理的な空間の境界条件を設定する。そして全てのランプから、3次元上で最も近い2つのランプに線を引いたときに、起点と終点がつながったたった1本の線(unicursal)になることが3つ目の制約である。

このようなプロセスによって生まれたランプの配置は、一見ランダムのように見えるために、光の軌跡が予測できず飽きないが、実際は、物理的に一番近いものに光が連続していくため、まるで火が燃え移っているかのように自然に感じる。そして、ランプの光の軌跡は一本線でつながっているため、自分から生まれた光と、他者から生まれた光は、必ず交わる。

これは、空間が固定化されていることを前提とした静的な美しさではなく、人々がこのランプに近づくことによって生まれる動的な美しさとも言える。それは、デジタルテクノロジーによって変化そのものを自由に設計でき、人の存在による空間の変化や動きを受け入れた新しい時代の空間のありようである。

ランプシェードは、ムラーノ・ガラス(ベネチアン・グラス)を使用

茶の木 / Tea Flowers
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

作品: https://www.teamlab.art/jp/ew/teaflowers/

フランス発祥のレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」の2018年度版「期待の若手シェフ賞」に選出された注目の若手シェフ・田村浩二氏監修によるアイスクリームを、12月1日(土)から『Digitized Gastronomy』プロジェクトの一環として、『EN TEA HOUSE 幻花亭』で提供開始。

凍結された茶を置くと、そこから茶の木が生え茂っていく。多くの凍結された茶を置くと、やがて、茶畑になっていく。茶の木は、秋の終わり頃、花を咲かせる。凍結された茶を移動させると、茶の木は枯れ、新たな場所で再び生え茂る。

凍結された茶がなくなると、茶の木は枯れてなくなっていく。

作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、鑑賞者のふるまいの影響を受けながら、変容し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

『Digitized Gastronomy』は、料理や食文化が持つ文化的背景を考察し、それらを再解釈しデジタルアートによって拡張する実践的な研究と実験を行うプロジェクトです。

Digitized Gastronomy
https://www.teamlab.art/jp/concept/digitized-gastronomy/

新メニュー:
凍結玉緑茶(玉緑茶のアイスクリーム)とお好きなドリンクのセット 1,200円(税込)
※各日、無くなり次第終了となります。
※お茶をご注文のお客様に限り、おひとり様1個までになります。

【概要】
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス
MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless

所在地: 東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン)
料金: 一般/高・大学生3,200円、子ども(4歳~中学生)1,000円
※高校生には「バイトル高校生無料チケット」もご用意しています。
https://www.baitoru.com/cp/teamlab-borderless/
開館時間:
月~木、日、祝日  10:00 -19:00 (22:00)
金、土、祝前日 10:00 -21:00 (22:00)
※最終入館は閉館の1時間前
※( )内は12/14(金)-12/31(月)までの特別延長時間。
※開館時間はシーズンによって異なります。詳しくはウェブサイトをご確認ください。
休館日: 第2・第4火曜日
※12月の休館日は通常と異なり、12/11(火)のみ。
※12/25(火)は特別開館しております。

公式ウェブサイト: http://borderless.teamlab.art/jp
ダイジェスト映像: https://youtu.be/UYFWjUj4RPQ
#チームラボボーダレス #teamLabBorderless


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