雲プロジェクト＿雲へのプロジェクションマッピングを実現

投影本番を控えた7月にはWebサイトをオープンした。独自ドメインを用い、凝ったサイトデザインからは一見そうは見えないが、サイトにはTumblrを使っている。サイト制作は安川潤一氏が、Webデザインは田村渡氏が手がけた。

「予算や時間の都合でTumblrを使うことになったのですが、Tumblr感は極力なくすようにしたいと思いました。一番後ろの背景に全画面で動画を表示していて、Tumblrは容量制限があるのでYouTubeにアップしたものを使っています。また微妙にパララックスをさせていて、『雲に映像を映す試み』のコンテンツでは、背景動画の上に重なるコンテンツも動画になっています。Tumblrは仕様に癖があり、一度アップしたものは消せないことを想定して作っていなかいといけないのですが、自由度は高いですね」（安川）「制作期間がアイデア出しから含めて2週間ほどしかなかったのですが、比較的自由にやらせてもらえました。タイトなスケジュールだからこそ、自分たちもテンションが上がるように面白いものにしていきました」（田村）
（本文より抜粋）

■ 雲プロジェクト

ウルトラテクノロジスト集団・チームラボと、空気のプロ・ダイキン工業株式会社が、"空に浮かぶ雲に、自由に映像を映したい"という想いから進めてきた、自然の雲へのプロジェクションマッピング企画。2013年7月24日（水）に、これまでの実験結果や予告映像などをまとめた特設サイトを公開し、2013年9月には、北海道星野リゾートトマムにて、天然界の雲への投影会を開催することを発表した。

Web Designing（2013年11月号 マイナビ）
2013年10月18日（金）