MEDIA

2014.05.01

「EYESCREAM」(2014年6月号)に、石川涼氏とチームラボ猪子の対談記事

Toshiuyki Inoko × Ryo Ishikawa
猪涼対談 
第13回 「ムーとたすくに学べ。大切なのは愛と子供です」

◆今、ナガシマスパーランド(三重)、キャナルシティ博多(福岡)、イオンモール幕張新都心(千葉)、宮交シティ(宮崎)で「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」(http://kids.team-lab.com/)が開催されてますよね。

猪子「すごい評判で、子どもとか『帰りたくない』って泣き出しちゃうくらい(笑)。これからの時代は色々なことが複雑で、一人で全部を理解しようとしたりやろうとするのはムリ。それで色々な異なる専門知識を持つ人達が共同で創造するということがすごい重要になってて。それはうちだけが主張してるんじゃなくて、世界中でそうなってる。いわゆるグーグルとかアップルとか流行りの会社はそういう雰囲気で、うちも“チームラボ”という名前の通りにそういうスタンスでモノを作ったり、考えたりしてる。で、創業時からいるうちのメンバー達にも子どもができて、彼らが子どもを学校に通わせた時に衝撃を受けたんだよね。自分達のライフスタイルは半端無く変わってるのに、学校は僕らが行ってた時からあまり変わっていないから。それで、こんなところで成長する子ども達は大人になった時に大丈夫かって不安になって。かといって、家で子どもが一人でiPadばかりするのもどうかと思うし、学校では宿題も試験も一人でやらされるし、個人主義が徹底される。本当はチームで結果を出せば、個人とかどうでもいいじゃん? そういう共同で何かを創造する“共創”ということが実は面白いと体験してもらえるような遊園地を作ろうと。それでやりだしたんだよね」

石川「いいね」

猪子「海外の美術館で展覧会をすると、子ども連れがたくさん来るんですよ。メディアブロックチェアってブロック型の光るイスとか出したら、子どもずっと騒いでみんなで遊んでて(笑)。結構、衝撃を受けたんだけど、美術館なのに土日とか必ず子連ればっかりなんですよ。子供は騒ぐから日本だと迷惑がられるじゃん。海外では子どもは騒いでいいんですよ。だから、余計にたくさん来てて」

石川「子どもは直感的に分かるからね(笑)」

猪子「子どもの方が大人より素直なんですよね。大人って色々な常識があるから、『これはアート。これはアートじゃない』とかうるさいけど、面白いか面白くないかだから。だから、子どもにウケてんのは超いいことだと思って(笑)。もちろん、自分が面白いと思えるものを作っていきたいんだけど」

石川「でも、いいよね。子どもが理解できるものは大人も理解できるから。今やってる[ゴノタン]もそういうコンセプトでやってるし。今後はペット用の服とかもやるんですよ。“ムーとたすく”っていう、インスタグラムで犬と子どもの生活をただアップしてるだけなんだけど、世界中で人気なんだよね。最近は弟も生まれたらしく、写真に混じってきているんだけど(笑)」

石川「お母さんが撮影してて、本も出版されてて。60万人くらいフォロワーがいるんだよね。普通の一般の人だよ?」

猪子「すごい!」

(本文抜粋)


EYESCREAM(2014年6月号/スペースシャワーネットワーク)
2014年5月1日 

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