上杉隆氏の著書『偽悪者 ~トリックスターが日本を変える~ 』に、チームラボ猪子が登場。日本の「トリックスター」の一人として紹介されました。

異端のベンチャー経営者

東京の下町に屹立する東京スカイツリー。
最先端の建築技術の粋を集めて建てられた世界一の塔の1階では、縦3メートル、横40メートルにも及ぶ巨大な壁画が訪れた観光客の目を奪う。スカイツリーを中心に東京の街を描いたこの絵画には、60インチのディスプレイが埋め込まれ、歩く人や首都高速を走るクルマをアニメーションで表現している。遥か遠くに赤富士を望み、街にはどこか平安時代の絵画を思わせる雲が浮かぶこの作品『東京スカイツリーの壁画(隅田川デジタル絵巻)』は、猪子寿之が率いるIT系ベンチャー企業・チームラボがつくりあげたものだ。
猪子の秘めた天才性は、今でこそようやく一般社会に知れ渡りつつあるようだ。しかし、猪子が実質的に初めて世に出たとき、その評判はとても芳しいとは言えるものではなかった。
（本文抜粋）
 

扶桑社
2013年11月21日（木）