MEDIA
2014.10.30
『Bi-Daily Sun New York』に、チームラボ猪子
『Bi-Daily Sun New York』に、チームラボ猪子。
―チームラボの目指すところは何でしょうか?
チームラボの目指すところは、人類を前に進めたいということです。たまたま自分は「デジタル」という概念を人類が手に入れた時代だったので、この新しい時代、デジタルやネットワークが当たり前になっていくような、いわゆる情報社会は自分たちで何でも作れる時代だと思っています。
昔(産業社会)だと、工場を持っていないと何かを作れなかったけど、デジタル時代は資本がなくても、自分たちで手を動かせば何か作れる時代。僕らは、自分たちで何かを作ることによって世界を少しでも変えたいし、それによって人類が前に進めばいいなって思ってる。
たぶん趣旨的には、いいものを作れば何とかなっていく時代。通常の会社は、CFO、社会とのコミュニケーションの責任者、営業の出来る人を集めて、作られていくと思いますが、僕らはエンジニア5人で始めた。
とにかくすごいもの、いいもの、それが目立つものなのかは分からないけど、自分たちの作ったものが話題になればこの時代、勝手に広がる。ユーザーが気に入って感動さえすれば、ユーザーが広げてくれるから、何とかなるんじゃないかっていうポリシーで始めました。基本的にはいいものを作れば広がっていって、なんとか最終的にビジネスも回っていくんじゃないかっていう考え方なんですよね。
だから、会社は基本的に作る人ばっかりなんですよ。ほぼ7、8割がプログラマーだったりエンジニアだったり、CGのアニメーターだったり建築家だったり、グラフィックデザイナーだったり、手を動かして作る人が中心になって何かを作ることによって世界を変えられるんじゃないかと思ってるし、皆が喜ぶようなものをつくれば、お金は何とか回るんじゃないのかと。
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Bi-Daily Sun New York
2014年10月24日(金)