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2021.06.22

チームラボのミュージアムがオープンする京都駅東南部エリアに、ニューヨークのメガギャラリーPACEのCEOらが設立した一大アート事業「Superblue」が参画。

マイアミでジェームズ・タレル、エス・デブリン、チームラボによるグループ展を開催中のSuperblue体験型アートセンターが、京都駅東南部エリアにもオープン予定。

※画像はイメージです。

アート集団チームラボと京都・大阪を基盤とする複数の企業が京都駅東南部エリアの市有地に計画する、アートミュージアム、アートセンター、市民ギャラリー、カフェ等、地域と世界をつなぐ複合文化施設に、一大アート事業「Superblue(スーパーブルー)」が参画します。Superblueは、ニューヨークを本拠地とする国際的なメガギャラリー「Pace Gallery(ペース・ギャラリー)」のCEOらと、ローレン・パウエル・ジョブズ率いる社会活動団体「エマーソン・コレクティブ」を創立パートナーとして立ち上がった、体験型アートに特化した新事業。京都駅東南部エリアには、新たな体験型アートセンター「Superblue Kyoto」がオープンする予定です。Superblueは2021年5月20日に、フロリダ州マイアミに最初のアートセンター「Superblue Miami」をオープン。ジェームズ・タレル、エス・デブリン、チームラボによる没入型の空間作品を、長期的に展示しています。

Superblueは、体験型アートの概念を拡張するアーティストの実践の場であり、来場者を体験型アートの世界に取り込むことを目的とした、新しい一大アート事業。ニューヨークをはじめ、ロンドン、ジュネーブ、香港など世界中に9つの拠点を持つ現代アートの国際的なメガギャラリーPACEのCEOらを中心に立ち上がり、参加アーティストには、チームラボの他に、レオ・ヴィラリアル、グレン・カイノ、ニック・ケイヴ、メアリー・コース、ジャコルビー・サッターホワイト、JR、ク・ジョンア、スタジオ・INI、スタジオ・スワイン、ジェームズ・タレル、エス・デブリン、DRIFT、名和晃平、カールステン・ニコライ、サイモン・ハイデンス、ヤコブ・フスク・ステーンセン、リサ・プノ、ダニエル・ボイド、ランダム・インターナショナル、ジョアニー・ルメルシエ、ラファエル・ロサノ=ヘメル、ミシェル・ロブナーなど、体験型アートの第一人者たちが含まれます。

大規模な没入型の作品を展示するために設計されたSuperblueのアートセンターは、アーティストが作品を触媒に現代の関心事を模索し、世界への新たな視点を生み出し、来場者をより作品世界に誘う場を提供します。

Superblueは、ペース・ギャラリーの社長兼CEOのマーク・グリムシャーと、ペース・ロンドンの元社長でSuperblueのCEOを務めるモリー・デント=ブロックルハーストによって共同設立されたもので、ローレン・パウエル・ジョブズの社会活動団体「エマーソン・コレクティブ」を創立パートナーとして立ち上がりました。

2021年6月22日に締結式が行われた「京都駅東南部エリアにおける市有地の活用に係る基本協定」。本プロジェクトにおいて、アート集団チームラボは、京都・大阪を基盤とする複数の企業と共に、京都駅東南部エリアの市有地に、アートミュージアム、市民ギャラリー、カフェ、アートセンター等、地域と世界をつなぐ複合文化施設を計画しています。体験型アートセンターSuperblue Kyotoは、その新しい芸術文化拠点の一つの要素として開設が予定されています。

マーク・グリムシャー(Superblue 共同設立者兼会長・Pace Gallery CEO)
Superblue Kyotoは、体験型アーティストと世界中の人々を繋げるために、Superblueが精力的に展開している大規模なプラットフォームの一つです。チームラボとのコラボレーションにより、Superblueを日本に初上陸させることができ、とても嬉しく思います。

モリー・デント=ブロックルハースト(Superblue 共同設立者兼CEO)
私たちはチームラボはじめ、没入型アートを制作する他のアーティストたちのビジョンに共感し、彼らの活動を通じて地域社会と国際社会の両方に意味のある形で関わっていきたいと考えています。彼らの創り出す素晴らしいアートの世界を京都の皆様に体験していただけることを楽しみにしています。

Superblue: https://www.superblue.com/
Pace Gallery: https://www.pacegallery.com/

【Superblue Miami 展示作品】

James Turrell, AKHU, 2021. Installation view of Every Wall is a Door, Superblue Miami, 2021. © James Turrell. Photo: Oriol Tarridas.


Es Devlin, Forest of Us, 2021. Installation view of Every Wall is a Door, Superblue Miami, 2021. Photo: Andrea Mora.

teamLab, Flowers and People, Cannot be Controlled but Live Together - Transcending Boundaries, A Whole Year per Hour, 2017. Installation view of Every Wall is a Door, Superblue Miami, 2021. Photo: teamLab.

【計画概要】
本事業は、京都・大阪を基盤とする複数の企業と共に、京都駅東南部エリアにおける市有地に、「新たな価値を生み出す創造・発信拠点」となる施設の設置・運営を行う事業です。
チームラボのアートミュージアム、学生や地域住民の方々が利用できる市民ギャラリー、カフェ、アートセンターなどの複合文化施設の整備を計画しています。
チームラボは、本事業を通して、京都市が京都駅東南部エリアにおいて目指す、文化芸術や若者を基軸としたまちづくりの推進に貢献します。
チームラボを代表として、京都・大阪に根差した複数のパートナー企業と共同で本プロジェクトを遂行します。パートナー企業には、京都新聞ホールディングス、京都放送、エフエム京都の京都の主要メディア企業、関西圏のテレビ局である読売テレビと朝日放送テレビ、「ひらかたパーク」を運営する京阪電気鉄道の持株会社である京阪ホールディングスが参加します。

■アートミュージアム
新作をはじめとした、チームラボのアート作品を複数展示予定です。世界中のクリエイティブクラスをはじめとした多くの人々のデスティネーションとなることを目指します。そして、エリアへの回遊性をデザインし、エリア全体の活性化を目指しています。
さらに、アートミュージアムは、来館者に観賞していただくだけではなく、京都市立芸術大学をはじめとした京都の学生が、作品創造の実験の場として使用できるプラットフォームになることを検討しています。チームラボのミュージアムには、数百台のプロジェクターやセンサー、ムービングライト、基盤になるコンピューターなど、様々なデジタル機器が世界にも全く類を見ない規模で設置され、互い機器がネットワーク化されています。そして、それらを連動させて動かすためのミドルウェアも独自に開発しています。デジタルテクノロジーなどを利用した新しいアートや創造的活動において、設備や機材がなければ、作品の実験もできない上に、想像もしにくいという現実的な問題があります。学生には、これらの設備や機材に触れる機会を創出し、デジタルテクノロジーなどを利用したアート、もしくは創造的活動における、設備のある、実践的な教育機会の場となることを目指しています。

※画像はイメージです

■アートセンター
アートセンターの計画には、国際的なアート事業Superblueが参画。新たな体験型アートセンターSuperblue Kyotoをプラットフォームに、世界的なアーティストによる大規模な没入型の作品展示や、京都の学生や地域住民の方々とのワークショップの開催を検討しています。



■市民ギャラリー
京都市立芸術大学の学生をはじめ、京都の芸大生の発表と交流の場となる市民ギャラリーを整備予定です。なお、市民ギャラリーは、多目的スペースとして、自治連合会をはじめとした様々な団体や地域住民の方々の活動の場としてもご利用いただけます。

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■カフェ
巨大なアートの中のカフェも併設予定です。カフェは地域の方々も自由にご利用いただけます。

※画像はイメージです

■本プロジェクトの遂行体制
チームラボを代表として、京都・大阪に根差した複数のパートナー企業と共同で本プロジェクトを遂行します。パートナー企業には、京都新聞ホールディングス、京都放送、エフエム京都の京都の主要メディア企業、関西圏のテレビ局である読売テレビと朝日放送テレビ、「ひらかたパーク」を運営する京阪電気鉄道の持株会社である京阪ホールディングスが参加します。さらに、市民ギャラリー等、地域の活動拠点の運営には、京都市内でまちづくりや地域コミュニティづくり、産業育成等の取り組み実績があるパートナー企業として、京都信用金庫、京都中央信用金庫、NTT都市開発にもサポートいただきます。

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